以下、ネタバレ。
7人の天使が殺された。犯人はもちろん悪魔だろうけれど、Alastairは口を割らない。そこでディーンに拷問で聞き出してくれと頼みに来たCastiel & Uriel。パメラのお葬式から帰ってきて早々、天使たちに助けてくれなんて言われて、最近かなりお疲れ気味のディーンは怒ってます。おまけに拷問してだなんて頼みにうんと言うわけはなく。でも天使たちはお願いしにきたというより有無を言わせずという感じ。ディーンを連れて瞬間移動(?) サムおいてけぼり…。
嫌だ嫌だと言いつつ、結局はCastielの頼みで拷問をOKしたディーン。Alastairはこんなやばい状況でも愉快に歌なんか歌って余裕ですね。しかもよくしゃべる。この悪魔いいわ~。手が出せなきゃ言葉攻めみたいな感じでネチネチと。しかもディーンにはこれがよく効くんです。Alastairは、ディーンと同じようにジョンも拷問したけれど、100年たっても彼は決して屈しなかったと明かした。しかもDevil's gateが開いた隙に地獄を自力脱出って、親父強すぎ。それに比べてディーンはたった30年で折れてしまった。30年でも十分だと思うし、こんなことでまた自分を責めることになってほしくないけど、今のディーンの精神状態を考えると無理だろうなぁ。冷たい表情で拷問を続けるディーンはかっこよかったけれど、苦しい胸の内を悟られまいと必死な感じもしました。
この間、隣の部屋で待機中のCastielのもとにはAnnaがやって来た。「神が拷問なんて命じるはずない。やめさせて。あなただって本当はわかってるんでしょう?その感情は"doubt"よ。私と一緒に真実を探しましょう」みたいなことを言ってCastielを誘うAnnaですが、堕ちた奴と一緒にするなと怒ったCastielは聞く耳持たず。これとちょうど同タイミングで、Alastairを拘束しているDevil's trapが壊れ始めたので、Annaに裏があるのかと疑ってしまいましたが…。
一方、置いてきぼりをくらったサムは、ルビーの協力を得てディーンの居場所を探し出し、ルビーの血を飲んで栄養補給。サムのパワーアップの秘密は悪魔の血でした。サイキック・パワーのトレーニングだけならまだしも、そこまでやっちゃうのか?? すっかりサムを手なずけた感じのルビーの真の目的は何なんでしょう…。
天使殺しについては口を割らないAlastairですが、最初のsealを破ったのはディーンだったという重大事実を明かしてくれました。これにはさすがにガビーンなディーン。今にも泣き出しそうな顔してかわいそうに…。それでもまだ拷問を続けようとするけれど、とうとう壊れたDevil's trapから出てきたAlastairの逆襲でボコボコに。これまでのepiでもそうだけど、彼はAlastariにまったく歯が立たないんですね。一発ぐらい殴り返したかな…。
ディーンが殺されそうなところへ、ようやくCastielが駆けつけ、Alastair v.s. Casの殴り合い対決へ。天使も悪魔も人間の体を粗末にしすぎです。一応、借りものですよ。もっと他のやり方はないのかしら。霊体になってやってくれたらよいのに。どうみてもケンカは強そうに見えないCastielは天国へ送り返されそうになりピンチ。悪魔が地獄に送り返されるのを嫌がるのはわかるけど、天使は別にいいんじゃないのと思ってみたり。あの世とこの世を行き来するのは相当、体力がいるんでしょうか?Castielもやられそうになったところでサム登場。前回よりもさらにパワーアップ。Alastairはなすすべなしな感じで、天使殺しは自分たちの仕業ではないとあっさり口を割りました。するとサムはAlastairを地獄に送り返すのではなく殺してしまいました。Cas唖然。もうコルトの出番なし? ディーンは心も体もすっかり弱っちゃったし、Casも意外と弱くてあてにならないし、サムがしっかりするしかなさそうですが、どこまで進化するんでしょう。本人がどこまでわかってやってるかも問題。いいようにルビーに踊らされてるだけなのか、それとも意外といろんなことを知ってて悪魔や天使の裏をかいてのことなのか。season4のサムはCasの出番は多い時は出番が少ないし、ディーンに対する態度も変わってしまったし、真意がよくわからないです。このまま悪い方へ堕ちて行ってほしくはないし、彼は賢いはずだし、最後のどんでん返しで全てはディーンのための自己犠牲だったとか、きちんとした意味付けをしてほしいです。
ディーンはかなりの重傷で病院送り。「お前らのせいだ。Devil's trapぐらいちゃんと作れよ。責任とってディーンを治せ」と怒るサム。ごもっともです。平謝りのCas。サムにあんな風に言われて天使の立場なしですよ。しかも天使殺しの犯人は悪魔ではなかったとなれば、巻き込まれたディーンもAlastairもいい迷惑でした。
天使殺しの犯人はUriel。彼はLuciferの信奉者になっていました。ということで今度はCastiel v.s. Urielの天使対決勃発。また殴り合いのケンカ。だから他にやりようはないのかしら。やっぱりCastielは弱くてピンチでしたが、今度はAnnaがUrielにとどめを刺しました。かなりおまけキャラな感じだったUrielはこれにて退場。天使側はUrielからAnnaへ選手交代な感じです。
ラスト、意識を回復したディーンは、Castielに本当に自分がApocalypseをはじめたのか、それならなぜ地獄においといてくれなかったのかと尋ねた。Castielは「Apocalypseをはじめたものだけがそれを終わらせることができる。君を責めているわけじゃない。これは運命だ。君は止めなくてはいけない」と、また重いこと言います。ディーンはもう、こんなことなら地獄にいた方がまし、セカンドチャンスなんていらなかったって思ってるよね…。「自分には無理(涙)」なディーン、確かに無理っぽい。このまましばらく入院して休んだ方がよさそう。ディーンがここまできたら、サムが悪魔の血でも何でも飲んで強くなるしかないかもと思ってみたり。Apocalypseを止める方法は天使にもわからないらしいけど、たぶん命がけだろうし、はじめた責任とってLuciferを道連れに死ぬことになるとかだったら、そうさせないためにサムがどんな手段をとっても強くならなきゃいけないのもわかるし。それにしてもseason4, かなり話が大きくなりましたね…。