2008年12月28日日曜日

SUPERNATURAL season3 epi14

SUPERNATURAL season3 epi14 "LONG DISTANCE CALL"の感想。

以下、ネタバレ。


ベンっていう男のもとに浮気相手と思しき女リンダから電話。「私のところに来て」と言うんだが「無理だよ、妻もいるし…」と断る。それでもしつこくかけてくるリンダ。電話線引きちぎってみたが、また鳴り出した。とうとうベンは「君の勝ち、今行くよ…」と自殺。不倫関係もつれた末の自殺ってこと?

という事件をボビーから聞いてディーンは調べに行こうという。サムはディーンを救う方法を探すのが先だし、未だ手がかりなしだけどそれならルビーを呼ぼうと言う。ディーン、「ルビーにも救えない、彼女がそう言った」とついに明かしました。サム、隠し事されてたと知ってふてくされてるけど人のこと言えません。

警察のふりしてベンの奥さんに聞き込みに行ったら、彼女はベンがリンダっていう女と電話している声を聞いたそう。で、気になって子機で盗み聞きしてみたんだけど雑音がしていただけ。電話の向こう側には誰もいなかった。ベンは一人で話してたらしい。これは変だ。

リンダの身元を調べたら、ベンの高校時代の恋人ですでに死んでいる。ということは不倫の果ての自殺ではなくて、死者にあちらの世界に誘われて自殺したってこと?しかも発信元は1世紀前の電話番号。今は使われてないはずなのになんで?ってことで電話会社にいって番号を調べてもらったら、この2週間で10軒にかけられている。
2人は手分けして発信先を調べることにした模様。でサムが車に乗ってる(インパラじゃないよ)!どうしたのその車?ついに自分の車を買ったの?それとも盗んだ?と興味津々だったんですが、レンタカーだそうです。ボタンキーをピヨピヨやってるのが妙に新鮮な感じ。
「変な電話はなかったですか」と聞き込みにいったら、その家の娘ラニーが明らかにおびえていて何か知っている様子。サム「僕も同じような経験をしたから、もしそうなら力になれる」ってすごく真摯な態度で語りかけて素敵です。無理に聞き出そうとしないところがいい。ラニーも心を許したのか、「3年前に死んだお母さんと最近電話で話してる」と教えてくれました。この町では死人が大活躍、どうなってるんだと言ってたら、ディーンのところにも死者からの電話が。相手はなんとジョン?!

久々登場のジョンパパ(声だけだけど)。ディーンの契約のことを知ってて、何でそんなことしたんだ、お前が地獄に行くと思うとつらい、悪魔の契約から逃れる方法を知ってるetc… おおっ!!なことを言ってきます。

これはおもしろくなってきたぞと思ったんだけど…結果的にはいまいちでした。

いきなりネタバレしてしまうと、犯人はクロコッタ。「おいでおいで」って人間を誘い出して魂を食らう生き物だそうです。最初に電話会社に行った時に案内してくれたおじさんがその正体。なんかこうなると怖くないんだよな。クロコッタさん、人間社会にすっかり同化してその恩恵を受けてる感じだし。霊とか実体のないものの方が怖くてよかった。なんならエジソンの心霊電話の仕業でもよかったのに。「おいでおいで」ってこのおっさんに言われてもねぇ。
しかもよくしゃべること。せっかくサムを捕まえたのに、べらべらしゃべってないでさっさと殺さないから反撃されてやられちゃうんだよ。いやサムが殺されたら困るんだけど。昔は森に潜んで何週間もささやき続けて夜中に誘い出してたけど、人間はコミュニティ作って互いに守りあうから、1年にいただける魂はせいぜい2つ。でもテクノロジーの進歩はありがたい。今は電話をかければいい。現代の人間はとても孤独だ。とご丁寧に解説してくれます。これはクロコッタにしゃべらせずに、サムが調べてきてディーンに教えるとかの方がよかったと思うんだけど。まあこれは私の個人的な意見です。

結局、ジョンパパの電話も偽物だったわけで、この電話を信じて希望にすがりたかったディーンはかわいそうでした。一方のサムは最初からかなり冷静で慎重。二人の温度差が何とも言えない感じ。ジョンパパから最初の電話があった後、動揺して次にかかってきたら何て言ったらいい?と聞いたら、「Hello?」とかサムに言われて、お兄ちゃんがっくし。
この後も、契約を握っている悪魔がこの町にいて、その悪魔を殺す方法を教わったと言っても、サムは疑っている様子でつれない態度。そんなサムの態度が気にいらないディーンはくってかかる。「何で信じないんだよ!何か月も探してた抜け道を親父が見つけたのに拒否?親父は死んだのにまだ反抗するのか?!」とか結構きついことを言ってます。ディーンはいまだに親父を頭から信じちゃってる様子だけど、「俺にはそれしかない」って言われたらサムも言い返せないよね。溜息ついて出ていっちゃいました。あーあ、どうせならディーンの気がすむまで一緒に調べてもよかったのに。「こりゃだめだ」とあきらめちゃったのか、あきれて付き合いきれなくなったのか…。いやそんな冷たい子じゃないよね。ディーンが切羽詰まってつらいのがわかってるから、あまり強くは言えないし。かといって信じて期待して結局だめだったら傷つくのはディーンだろうし、自分もつらいから慎重になってああいう態度になったのかな。

結局、ディーンは一人で悪魔退治に行ったけど、相手の男は死んだ娘から電話で「私を殺した男が家にいて、パパを殺そうとしてる」と言われたもんだから、突然撃ってきます。何とかdevil's trapに追い込んで呪文唱え出しても、あっさり出てきちゃうし。ここでディーンもやっと気付きました。「よくも娘を殺したなー!」と逆襲されて、「俺は殺してない。信じてくれ」と言っても聞く耳持ってくれないし、ぼこぼこにされちゃった。
「俺は殺してない」
「じゃあここで何してる?」←(確かに…)
「わからない…」
2人ともかわいそうです。心が弱ってるところにつけこまれて、いいようにもてあそばれた感じ。クロコッタのおっさん、罪なことする…。

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