2009年5月23日土曜日

Veronica Mars season1 finale

Veronica Mars season1をようやく見終わりました。ラストでリリー殺害事件の真相も明かされ、一応決着がついた感じです。以下、season1後半&finaleについての感想あれこれ。ネタバレありです。


<ローガン>
個人的にこのドラマはリン・エコールスの自殺騒動のあたりからおもしろくなってきました。この頃からローガンがキャラ的にぐんと成長して盛り上げてくれた気がします。最初はただの憎たらしい脇役だったのに、お父さんから虐待受けてひねくれちゃったこととか、お母さん想いで彼女の死をなかなか受け入れられなかったこととか、リリーの死に実はかなり打ちのめされたこととか、いろいろな感情を見せてくれて興味深いキャラになり、だんだんと男前に見えてきました。

そして驚きの展開は、ヴェロニカとローガンがくっついたこと。最初の頃はダンカンといずれよりが戻るのかと思っていたけど、まさかローガンとくっつくとは予想外でした。とはいえかなりのLove x2ぶりでなかなかかわいいカップルだったので、ダンカンよりローガンとの方がヴェロニカにはお似合いな感じです。

リリーと付き合ってた時には浮気した前科もあり、なんか軽薄そうに見えたローガンでしたが、ヴェロニカに対しては意外にも誠実(?) ヴェロニカのピンチを察知して駆けつけてくれたり、みんなの前で交際宣言&「俺の彼女に文句がある奴は出てけ」と言うところとか、なかなか男らしくて素敵でした。リリー殺害事件とか、お母さんの自殺とか不幸が続いて、あのお父さん(アーロン・エコールス)との確執もあり決して幸せとはいえないローガンだったけど、ヴェロニカと付き合いだしてようやく明るさ&素直さが戻って来たようでした。でも結局、長続きしなかったよね・・・。

<ヴェロニカ レイプ事件の真相 epi21>
リリー殺害事件の方にばかり目がいって、ヴェロニカのレイプ事件の方は忘れかけていたので、この事件に決着がつくとは思っていなかったです。パーティーで睡眠薬入りドリンクを飲んで意識を失っているうちにレイプされたらしいとのことだったけど、その睡眠薬はローガンのものだったとわかり、ローガンはデートをすっぽかされ避けられ、責められ、なんだか気の毒なことに。せっかくヴェロニカと付き合い始めて幸せそうだったのに…。

真相がわかってみると、実際にはレイプではなく、相手はダンカンで同意の上でした。でも後味は悪かったね。ヴェロニカにリリー殺害事件に関して疑惑の目を向けられて家出し、戻ってきたら今度はレイプしたと責められるダンカンはかわいそうに。一方的に責められたもんだから、自分たちが兄弟だから本気で愛していたのにヴェロニカと別れざるを得なかったんだと明かしてしまいました。

ヴェロニカはかなりの執念をもって捜査してて、容赦ないし、ローガン&ダンカンを責めるし、恐かったです。結局、ローガン&ダンカンは大して悪くなかったんだし、半分はヴェロニカの責任だと思うけど。ローガンとはすぐ仲直りできたけど、これでまたローガンがひねくれたらどうしてくれると心配になっちゃった。

<リリー殺害事件の真相 epi22>
season1で決着がつくのかあやしかったリリー殺害事件については、ラストで真相が明かされました。その前にまたまたローガンに疑惑が向けられ、ヴェロニカは保安官にタレこみ。ローガン、いい子だよ~。なんでそんなに疑うかな~。

ことの発端はepi21ラストで、エコールス家のベッドルームでヴェロニカが隠しカメラを発見したこと。その直前までそこでヴェロニカ&ローガンはいちゃついていたわけですが、カメラを発見したヴェロニカはウィービルに迎えに来てもらい、ローガンには黙って出て行ってしまう。その後、リリー殺害時のローガンのありばいが嘘だったとわかり(メキシコにいたことになっていたけど、実際は予定を変更して早く戻ってきていた)ますます疑惑がつのり、ヴェロニカは保安官にタレこみ。あの嫌味な保安官に、負けず劣らず平然と憎まれ口をたたくローガンが素敵でした。でも密告したのがヴェロニカとわかり、それまでの態度は一変。ローガンはヴェロニカにつめより、ことの真相を明かし、別れを告げて去って行った(涙)。

ローガンはリリー殺害事件の当日、リリーに会って彼女の浮気のことを問い詰めようと思っていたらしいけど、リリーとは終わったと実感し、別れの手紙を残しただけで彼女には会わなかったそう。その手紙を見つけるべくヴェロニカはケイン家へ侵入。代わりにリリーの部屋から見つかったのは隠しカメラのテープで、そこに映っていたのはリリーとアーロン。2人ができていたという衝撃事実が明らかになり、ヴェロニカは事件の真相にピンとくる。私はローガンは絶対、犯人のはずないと思ってたし、エコールス家で隠しカメラが見つかった時点で、あれを仕掛けたのはアーロンだと思ったので、リリー殺害事件については大して接点のなさそうだったアーロンが犯人候補として私の中で急浮上してました。なのでこの時点での衝撃度は少なかったかな。

リリーは隠しカメラに気づいてテープを持って帰って自分の部屋に隠し、それを取り戻しにきたアーロンがかっとなって殺し、リリーの死体を見つけて取り乱しているダンカンを見たケイン夫妻は、ダンカンが殺したと思いこんで息子を守るために犯人をでっちあげたというのが、ヴェロニカの推理したことの真相。わかってみるとそんなことかって感じです。

それよりも衝撃だったのは、この後のアーロンの行動。かなりのブチギレっぷりで怖かったんですけど…。テープを取り戻そうと、ヴェロニカの車の後部座先に潜んでるし。ヴェロニカはわざとハンドル切って事故を起こし、負傷したアーロンを残して近くの民家に助けを求めるけど、結構重症にみえたアーロンは追いかけてきて襲いかかるし、駆けつけたキースと乱闘になり殴り倒されても、その辺にまいた石油に火をつけてヴェロニカを焼き殺そうとするし…。逃げようとしてヴェロニカの愛犬にかまれ、車にはねられ散々になっても死ななかったところとか、もう立派な猟奇殺人犯って感じでした。最後は逮捕されたけどね。

ついでにダンカンパパも司法妨害の罪で逮捕。「よくも娘を殺したな~!」と叫ぶ様は悲痛な感じでした。犯人のでっちあげと、そのためのケインソフトウェアのこわもて警備主任(finaleでは残念ながら出番なし)の暗躍もあってあやしさ満点だったケイン家だけど、実際とてもかわいそうな一家だよね。もし誰もことの真相を明らかにしようとしなければ、ダンカンはリリーを殺したのは自分と思い込んで生きていくことになったわけだし。でも、もっとかわいそうなのはローガン。元カノ リリーは殺され、その殺人容疑をかけられ、でも真犯人は父親で、しかも父親と元カノができてたなんて。酔っ払って橋の上から飛び降りそうな感じだったけど、あの後どうなったんでしょう。ローガンを疑ってたウィービルがバイカー仲間と駆けつけたけど、ローガンを叩きのめすためか、彼が無実と知って引き止めに来たのか…。ローガンがリリーにあてた別れの手紙は見つからなかったけど、ひょっとしてウィービルの手に渡ってたのかな。

というわけでリリー殺害事件は解決。season2以降はどうなるんでしょうね。ヴェロニカのこまごました高校生探偵のお仕事だけでは話がもたないような気がするし、新たな大事件が起きるのかしら。

回想シーンや幻覚や夢に出てきたリリーは、ヴェロニカに「私のこと忘れないでね」と言って消えて行ったから、もう出てこないのかな。寂しいなぁ。安らかに…。

それと、ラストでヴェロニカを訪ねてきた人物が誰だったのかも気になります。「あなたに会いたいと思ってたの」とヴェロニカは言ったけど誰?最初、ローガンかと思ったけど、あんな別れ方をした後にこのヴェロニカの迎え方はないような気もするし。この2人にはなんとかよりを戻してほしいので、season2で2人の関係がどうなるか期待。ローガンがまたしばらくひねくれそうな気もするけど。それとも訪ねてきたのはダンカンで、晴れてヴェロニカがキースの実の娘でダンカンと血のつながりがないとわかって障害がなくなった今、ダンカン&ヴェロニカがよりを戻す可能性もあるのかしら。といろいろ考えてみたけれど、一番無難なのはウォレスかな。

最後に気になるのはマーズ家の今後。せっかくお母さん戻ってきたのにすぐ出ていき、キースはウォレスママとこのまま交際を続けるのか? 大学進学用の貯金をはたいてお母さんをリハビリ施設に入れ、彼女がアルコール依存症から立ち直って帰宅した暁には、再び家族が一緒になれると希望をもっていたヴェロニカでしたが、お母さんに裏切られ見限った感じ。キースはウォレスママといる方が幸せそうだし仕方ないか。でも後味悪い…。一応まだ離婚してないんだし、ちゃんとした形で決着つけてほしいなぁ。とりあえず仲直りして~。

season2はまだDVD出てないし、しばらくおあずけなのが残念です。英語onlyで見てみようかどうか考え中です。

2009年5月16日土曜日

BONES season1

久しぶりの更新です。4月は結局1回しか更新できなかったし。1月頃は結構よく更新していたのですが最近、失速気味です…。書きかけのものが下書きでたまってしまって困りもんです。

てなわけで(?)今日はBONES season1についてのちょっとした感想をば。BONESはseason1と3を同時に見ていて、season3を先に見終わって、その後season2を一気に見て、ゆっくり見ていたseason1を最近見終わりました。順番滅茶苦茶ですね…。おかげでブレナン一家にまつわるお話が??なところ多数でしたが基本、一話完結だしそんなに支障はなかったです。

以下、season1~season3までのネタバレがあるかもです。




このドラマは回を重ねるうちに主要キャラたちがどんどん魅力的になっていったなと思いました。最初は変わり者ばかりであまり好感のもてる人がおらず、いまいちかなと思ったのですが。最初は全然かわいいと思えず、俗っぽくてなんかやだなと思っていたアンジェラはだんだん見た目が美しくなっていったような気がします。そして、頭はいいけど変わり者で現実離れした感じの同僚のなかではかなりノーマルで頼りになるお姉さんなんだというのがわかってきて好感度up。彼女の影響でホッジンスは人間丸くなりましたね。最初は彼も嫌いだったんですよ。グッドマン所長への口のきき方とか、かなりひねくれてるなぁ~と思ってたのですが、season1の終り頃にはアンジェラの影響で変化が見え、season2は別人のようにかわいかった(笑) 愛の力はすごいみたいです。そして何気に微粒子がすごい! ひょっとして骨より面白いかもってぐらいいろんなことがわかるんですね。というわけで、最初は嫌いだったホッジンスがいつのまにやら一番のお気に入りキャラに。

ブレナンもアンジェラ&ブースの影響でだんだん変わって来たと思うけど、season1ではまだいまいちかな。とにかく扱いずらい人ですね。ブースもちょっと力みすぎというか、学歴コンプレックスかなんかでひがんでるのかって感じの言動があり、成長途中のキャラなイメージ。ブレナンとブースはいろんな意味でseason3が一番よかった。逆にザックはseason1が一番よかった。まだブレナンの弟子でうぶな感じがかわいかったのにseason3ではあんなことに…。

各エピソードの内容についてはうろ覚えなものも多いので、印象に残ったものについて簡単に感想を書いときます。

epi3 "クマの中に残された証拠" The Man in the Bear
ワシントン州へ出張するブレナン&ブース。ブレナン、なぜか田舎でモテモテ(笑)。ブースとブレナンはなんだかんだいいつつお互いを意識している感じですね。season3ですっかり慣れちゃったけど、ここで早くもカンニバルネタでした。

epi7 "32時間の命" The Man on Death Low
死刑執行まで32時間と迫っている死刑囚の無実を信じる弁護士の依頼で調査開始。時間との戦いでハラハラドキドキでしたが、土壇場で新たな犠牲者の骨が発見され無実どころか連続殺人犯だったとわかり後味の悪い終わり方に。結局ブースの勘が正しかったってことね。頭のいい犯人で面白い展開だったと思います

epi8 "冷蔵庫に捨てられた少女" The Girl in the Fridge
ブレナン博士、裁判で証言台に立つの巻。難しい言葉を並べたくり陪審員への印象悪すぎと陪審コンサルタントに注意されてるけど、そんなにひどくないと思うけどなぁ。ていうかそんなんで有罪・無罪を判断されちゃ困るというか、大丈夫か陪審員?な感じでした。このepiは事件捜査がなかったので物足りなかったです。

epi10 "自分を消し去った女" The Woman at the Airport"
またまた出張のブレナン博士。season1は出張が多いような気がします。ホッジンスはグッドマン所長に反抗しまくりで、何をそんなにかりかりしてるんだよと見ていてイライラ。

epi14 "7人目の死体" The Man on the Fairway"
飛行機墜落事故の現場に、乗客・乗員以外の人物の骨が。失踪した父親かもと名乗り出たジェシーは、同じく両親が失踪したブレナンに親近感を持つが、ちょっとおしつけがましいと言うかうるさい男。まあ彼に影響されて、ブレナンがブースに両親の捜査を依頼できたのはよかったです。信頼の証?

epi19 "消えた記憶" The Man in the Morgue
気づいたらバスルームに血まみれで倒れてて記憶がないブレナン。このepiが一番ヒヤヒヤしたというか怖かったかも。ブレナンのピンチにすぐに駆けつけてくれるブースは素敵でした。

epi22 "マルコとポーロの再開" Woman in Limbo
ジェファソニアンの身元不明女性の骨はブレナンの母親だったとわかり、両親の秘密がいろいろ明るみに。season2 & 3を見終わってから見たのでなるほどそうだったのねとすっきり。ブレナンがお兄さんのラスをあれこれ責めるのでラスが気の毒になったよ。でも最後は仲直り。season1は後味の良い終わり方でよかったです。

こんな感じでかなり適当ですがseaosn1の感想でした。season2についても近いうちに書けたらなと思います。

2009年4月18日土曜日

BONES season3 epi14 & epi15

BONES season3 epi14 & epi15の感想。

season3はこれで終わりです。ちょっと短かったですね。結構前に見たのですが感想は書きかけのままほったらかしでした。その他のドラマの感想も中途半端になっているので、きりのいいところまで書き上げたいなぁと思っているのですがなかなか進まないです…。

以下、ネタバレ。


epi14 アメリカン・アイドル殺人事件 "The Wannabe in the Weeds"

冒頭の、生前の被害者のシーンがちょっと長めな気がします。アメリカンアイドルよろしく、歌手としての成功を夢見る男たちですが、30歳前で、あんなしがないバー(そんなことない?)でいんちきスカウトにアピールしても意味なさげ。本人たちが真剣なだけに余計に哀れ…。

今回はカミールも死体発見現場に出動。こういう時はたいてい死体の状況がゲェ~な感じ。目玉ドローンはなくてよかったのに…。被害者のストーカーだった女性は怖いです。思い込み激しすぎ。ブースはちょっと紳士的な態度でFBIとしてのお仕事をしただけなのに、すっかり気に入られてあっという間に結婚へ。スイーツも言ってますが、ブースはもっと用心した方がいいです。

ラスト、のりのりで歌っているブレナンを楽しそうに見つめるブースにジェラシーめらめらのストーカー女に撃たれるブース。このドラマで次が気になる終わり方をしたのはこのepiが初めてかも。アメリカンアイドル殺人事件自体はあまり印象に残らなかったのですが、最後にヒェ~な展開でした。



epi15 下顎骨に刻まれた秘密 "The Pain in the Heart"

冒頭いきなりブースのお葬式。シーズンフィナーレを残して主役が死亡なんてありえないと思ったら、潜伏中の容疑者をおびき出すための偽装でした。ブースなしのBONESなんてありえないし、どうせ死ぬにしてもストーカー女に撃たれて死ぬなんて冴えない(?)死に方もありえないでしょ~。何も知らされず、ブースが死んだと思っていたブレナンは怒ってブースを殴り、その後も「何で私に言わなかったんだ」と絡みまくり。入浴タイムのブースのもとにも押しかける。このシーンのブースの姿がかなり笑える。

でシーズンフィナーレの本題は、epi1からひっぱたゴルゴモン事件。またもやブレナン宛に骨が送られてくる。epi8のラストで殺されたロビイストの下顎骨でした。この下顎骨を調べて、カミールの許可をもらってわくわくしながら実験をするホッジンスとザックはかわいいなぁ~なんて思いながら見ていたら、実験中に爆発が起こりザックが負傷。この騒ぎの間に保管庫にあった銀の骸骨が消えた。

ゴルゴモンか弟子はどうやらジェファソニアン内部の人間らしいということになり、スイーツがプロファイリングであげた候補はホッジンス。カミールは逆にスイーツを疑った。ホッジンスが犯人っていうのはないだろうと思ったけど、スイーツ=ゴルゴモン説には妙に納得。化けの皮がはがれてブース&ブレナンと対決となれば面白いのにと思ったけど違いました。残念…。真犯人はザック。びっくりな展開だけど、一方で妙に納得。epi1でイラクから戻って来た時からなんかアブノーマルな雰囲気が漂っていたし、ゴルゴモンに気に入られ付け込まれそうな感じもするし。でもやっぱりこの展開は残念でした。ザック役の俳優さんがseason3で降板するのが決まっていたからこの展開だったのかしら?そうだとしてももっと違う去り方はなかったのかな…。ザックはseason1の頃が一番好きです。あの頃はかわいかったのに。ザックが去って、いつの間にやらレギュラー入りしていたスイーツが後任ってことになると、season4ではますますスイーツが出しゃばるのかしら。そうなったら最悪です。個人的な好みですがスイーツは嫌いなので…。

弟子=ザックだったという衝撃の展開に比べると、ゴルゴモンの最期はかなりあっさり。ザックが教えたゴルゴモンの家へ急行したブースに射殺されてお終い。ブースとの対決で少し見せ場があってもよかったのになぁ。これではただの頭のいかれたおっさんじゃないですか。ザックをおとしたぐらいなんだから頭もいいだろうし、もっとカリスマ性のある人かと思ったのに…。

というわけでseason3はかなり残念な終わり方でした。でもああいうことになった後でもザックを思いやるブースやジェファソニアンの皆さんには涙が出そうになりました。

2009年3月28日土曜日

Supernatural season4 epi16

Supernatural season4 epi16 "On the Head of a Pin"の感想。



以下、ネタバレ。

7人の天使が殺された。犯人はもちろん悪魔だろうけれど、Alastairは口を割らない。そこでディーンに拷問で聞き出してくれと頼みに来たCastiel & Uriel。パメラのお葬式から帰ってきて早々、天使たちに助けてくれなんて言われて、最近かなりお疲れ気味のディーンは怒ってます。おまけに拷問してだなんて頼みにうんと言うわけはなく。でも天使たちはお願いしにきたというより有無を言わせずという感じ。ディーンを連れて瞬間移動(?) サムおいてけぼり…。

嫌だ嫌だと言いつつ、結局はCastielの頼みで拷問をOKしたディーン。Alastairはこんなやばい状況でも愉快に歌なんか歌って余裕ですね。しかもよくしゃべる。この悪魔いいわ~。手が出せなきゃ言葉攻めみたいな感じでネチネチと。しかもディーンにはこれがよく効くんです。Alastairは、ディーンと同じようにジョンも拷問したけれど、100年たっても彼は決して屈しなかったと明かした。しかもDevil's gateが開いた隙に地獄を自力脱出って、親父強すぎ。それに比べてディーンはたった30年で折れてしまった。30年でも十分だと思うし、こんなことでまた自分を責めることになってほしくないけど、今のディーンの精神状態を考えると無理だろうなぁ。冷たい表情で拷問を続けるディーンはかっこよかったけれど、苦しい胸の内を悟られまいと必死な感じもしました。

この間、隣の部屋で待機中のCastielのもとにはAnnaがやって来た。「神が拷問なんて命じるはずない。やめさせて。あなただって本当はわかってるんでしょう?その感情は"doubt"よ。私と一緒に真実を探しましょう」みたいなことを言ってCastielを誘うAnnaですが、堕ちた奴と一緒にするなと怒ったCastielは聞く耳持たず。これとちょうど同タイミングで、Alastairを拘束しているDevil's trapが壊れ始めたので、Annaに裏があるのかと疑ってしまいましたが…。

一方、置いてきぼりをくらったサムは、ルビーの協力を得てディーンの居場所を探し出し、ルビーの血を飲んで栄養補給。サムのパワーアップの秘密は悪魔の血でした。サイキック・パワーのトレーニングだけならまだしも、そこまでやっちゃうのか?? すっかりサムを手なずけた感じのルビーの真の目的は何なんでしょう…。

天使殺しについては口を割らないAlastairですが、最初のsealを破ったのはディーンだったという重大事実を明かしてくれました。これにはさすがにガビーンなディーン。今にも泣き出しそうな顔してかわいそうに…。それでもまだ拷問を続けようとするけれど、とうとう壊れたDevil's trapから出てきたAlastairの逆襲でボコボコに。これまでのepiでもそうだけど、彼はAlastariにまったく歯が立たないんですね。一発ぐらい殴り返したかな…。

ディーンが殺されそうなところへ、ようやくCastielが駆けつけ、Alastair v.s. Casの殴り合い対決へ。天使も悪魔も人間の体を粗末にしすぎです。一応、借りものですよ。もっと他のやり方はないのかしら。霊体になってやってくれたらよいのに。どうみてもケンカは強そうに見えないCastielは天国へ送り返されそうになりピンチ。悪魔が地獄に送り返されるのを嫌がるのはわかるけど、天使は別にいいんじゃないのと思ってみたり。あの世とこの世を行き来するのは相当、体力がいるんでしょうか?

Castielもやられそうになったところでサム登場。前回よりもさらにパワーアップ。Alastairはなすすべなしな感じで、天使殺しは自分たちの仕業ではないとあっさり口を割りました。するとサムはAlastairを地獄に送り返すのではなく殺してしまいました。Cas唖然。もうコルトの出番なし? ディーンは心も体もすっかり弱っちゃったし、Casも意外と弱くてあてにならないし、サムがしっかりするしかなさそうですが、どこまで進化するんでしょう。本人がどこまでわかってやってるかも問題。いいようにルビーに踊らされてるだけなのか、それとも意外といろんなことを知ってて悪魔や天使の裏をかいてのことなのか。season4のサムはCasの出番は多い時は出番が少ないし、ディーンに対する態度も変わってしまったし、真意がよくわからないです。このまま悪い方へ堕ちて行ってほしくはないし、彼は賢いはずだし、最後のどんでん返しで全てはディーンのための自己犠牲だったとか、きちんとした意味付けをしてほしいです。

ディーンはかなりの重傷で病院送り。「お前らのせいだ。Devil's trapぐらいちゃんと作れよ。責任とってディーンを治せ」と怒るサム。ごもっともです。平謝りのCas。サムにあんな風に言われて天使の立場なしですよ。しかも天使殺しの犯人は悪魔ではなかったとなれば、巻き込まれたディーンもAlastairもいい迷惑でした。

天使殺しの犯人はUriel。彼はLuciferの信奉者になっていました。ということで今度はCastiel v.s. Urielの天使対決勃発。また殴り合いのケンカ。だから他にやりようはないのかしら。やっぱりCastielは弱くてピンチでしたが、今度はAnnaがUrielにとどめを刺しました。かなりおまけキャラな感じだったUrielはこれにて退場。天使側はUrielからAnnaへ選手交代な感じです。

ラスト、意識を回復したディーンは、Castielに本当に自分がApocalypseをはじめたのか、それならなぜ地獄においといてくれなかったのかと尋ねた。Castielは「Apocalypseをはじめたものだけがそれを終わらせることができる。君を責めているわけじゃない。これは運命だ。君は止めなくてはいけない」と、また重いこと言います。ディーンはもう、こんなことなら地獄にいた方がまし、セカンドチャンスなんていらなかったって思ってるよね…。「自分には無理(涙)」なディーン、確かに無理っぽい。このまましばらく入院して休んだ方がよさそう。ディーンがここまできたら、サムが悪魔の血でも何でも飲んで強くなるしかないかもと思ってみたり。Apocalypseを止める方法は天使にもわからないらしいけど、たぶん命がけだろうし、はじめた責任とってLuciferを道連れに死ぬことになるとかだったら、そうさせないためにサムがどんな手段をとっても強くならなきゃいけないのもわかるし。それにしてもseason4, かなり話が大きくなりましたね…。

BONES season3 epi11~epi13

BONES season3 epi11~epi13の感想。

season3は全15話。ちょっと短いですね。
以下、ネタバレ。


epi11 観覧席に埋もれた青春 "Player Under Pressure"

個人的には、このepiの死体のゲェ~度がseason3では一番でした。ああなったのが死んだ後だったっていうのがせめてもの救い。死体は観覧席につぶされていたんだけど、七面鳥でその状況を再現してくれるホッジンス&ザックの実験大好きぶりが笑えるけれど、リアルに想像して余計に気持ち悪くなりました…。

被害者は大学バスケのスター選手。恋人、コーチ、ライバル選手etc... 利害関係がいろいろあって殺人事件のネタにはぴったりみたいですね。アメリカらしい。

ブレナンは、大学はスポーツを重視しすぎだとか、スポーツは戦争の代用だとか言ってブースを怒らせた。人類学的に言ったらそうかもしれないし、面白い理論だと思うけど、大学の授業以外でそんなこと言ってたらいろんな人を敵にまわしそう…。


epi12 悲しき子守歌 "The Baby in the Bough"

車の中から女性の焼死体。近くの木の上には、車からチャイルドシートごと飛び出して木に引っ掛かったと思われる赤ん坊。ブースはさすが一児の父だけあっておむつをかえるのも手慣れた感じですが、ブレナンは異星人でも見るかのような目です(笑) うっかり証拠のカギを赤ん坊が飲み込んでしまったので、カギが出てくるまで里親の資格を持つブレナンが預かることに。ブース&ブレナン&赤ん坊が疑似家族みたいな様相でほのぼのでした。

ホッジンスは金属探知器を持ち出して、赤ん坊をチェック。半分遊んでるよね、楽しそう…。アンジェラはたくさん子供がほしいそうだけど、millionって具体的に何人かなぁと心配気(?)なホッジンスが笑える。最近、アンジェラの離婚問題の話が出てこないけど、まだ決着がついてなかったんですね。

最初は赤ん坊の面倒なんて見れるのかって感じのブレナンでしたが、だんだん愛着もわいてきたよう。車の焼死体は赤ん坊の母親だったけど、「ブースは優秀だし、自分で言うのもなんだけど私は最高」だから犯人を見つけるから大丈夫よと言って、手をひらひらさせながら「指骨よ~」とあやしてあげる。もっと他のあやし方はないのか(笑) 赤ん坊は意外にもブレナンの指骨を気にいってくれたようでしたが。

殺人の舞台になった町は主幹産業を失ってすごい寂れようだったけど、本の執筆でかなり儲かっているブレナンが一役買って、町が復興するとよいですね。赤ん坊は母親の友人夫婦に引き取られ、きっと幸せに暮らすことでしょう。殺人事件のお話にしては希望が持てる終わり方でよかった。


epi13  真実が裁かれるとき "The Verdict in the Story"

すごい状態の骨が出てきたのに、ブレナンのお父さんの裁判が始まるということであの骨の捜査はお預け?気になるわ~。ブースが「絨毯です巻にされたんじゃないか」と言うもんだからブレナンは笑いがとまらない…。

このepiもseason2を見てないので??なところが多数。ブレナン父はてっきり有罪確定なのかと思ったら、そうではなかったんですね。結局、無罪になったけれど、FBI副長官殺しの真犯人は誰? これまでのブレナンの態度からしても、ブレナン父が殺したものと思ってました。

裁判では、ブレナン以外は検察側証人に。ザック以外は心苦しい様子。弁護側の鑑定証人を務めるのはクラーク。epi1にザックの後任候補として登場したけれど、ザックがイラクから戻るやお払い箱になってちょっとかわいそうだったけれど、再登場があってよかった。最初はこんなガキで大丈夫かとブレナン父には信用されていない様子だし、ザックも自分の方が優秀だしミスもしないもんねと自信満々だったけれど、意外にもそのザックのミスを発見して健闘してくれました。クラーク、結構好きなキャラなのでまた出て来てくれないかな~。

裁判中に、通路をはさんでしゃべってばかりいるブース&ブレナンは、裁判長に注意されてばかり。終いには離れて座りなさいと言われる。子供みたい(笑) どうせなら隣同士で座っちゃえば。ブースも検察側証人だったけれど、なんだかんだでブレナンを支えてくれました。スイーツのセラピーはいりません…。

2009年3月21日土曜日

BONES season3 epi8~epi10

BONES season3 epi8~pi10の感想。



以下、ネタバレ。

epi8 狙われた騎士 "The Knight on the Grid"


ゴルゴモンは強敵らしい…。
あの銀の骸骨制作が生きがいらしい…


一度はブースに助けてもらったロビイストのおじさんは、ラストでクローゼットの中からガオーッと襲われて死亡?あのシーンはちょっとびびりました。FBIの忠告は素直に聞くものですよ。

season1はまだ途中だし、season2も見ていないのでブレナンのお兄さんにまつわる話がよくわからなかったです。やっぱり順番に見た方がよいですね。娘が重病と知らされてのこのこFBIにやって来るのとか、ちょっとぬけてる感じのお兄さんでした。ブレナンは頭よくて、かなり頭固いのに、父と兄はのほほんとしてるような…。

epi9 クリスマスの奇跡 "The Santa in the Slush"

クリスマス前にサンタクロース殺害事件発生。被害者がサンタなら加害者もサンタ。サンタのお尻を嗅いで犯人を見つけるなんて(笑)。殺人事件なんだけどなんだか楽しい事件でした。

ブレナンはクリスマスをペルーで骨と過ごすらしい。お父さんは久し振りに家族でクリスマスを祝いたがるけれど、刑務所の中だし、ラスは娘に刑務所にいることを知られたくないし。わがままな家族だ…。ブースにもクリスマスを家族で祝うよう勧められたブレナンは、クリスマスパーティーのために夫婦面会用のトレーラーを借りることに。キャロライン検事は交換条件でブースとヤドリギの下でキスしろと言って面白がっていたけれど、2人のキスが予想以上にディープというかまるで本当の恋人同士な感じだったのでドンビキ(笑) ヤドリギを用意してガム噛んで準備OKなブレナンも可笑しかったです。

結局ペルー行きはキャンセルして家族とクリスマスを過ごすことにしたブレナン。ブースの粋な演出もありHappyなラストでした。


epi10 泥に沈んだ栄光 "The Man in the Mud"

カップルが夜中に人気のない山の中(?)で変な泥風呂に入っていちゃついてたら、中から骨が出てきてキャー!! そんなところに入らなきゃいいのに。

骨の主はバイク・レーサー。トップレーサーだけど、ライバルを蹴落とすために汚いこともしていたよう。ここまではよくある話にみえたけど、容疑者にあがったライバルレーサーのダニーが、バイクに細工されて事故死したあたりから面白くなりました。ダニーの死は真犯人には誤算だったようで、今回の事件はなかなかよかったと思います。

ブース&ブレナンはスイーツとその彼女とダブルデートをすることに。一応セラピーの一環です。4人で仲良く陶芸教室へ。他の三人がろくろを回している中、陶芸は初めてのブースだけ粘土遊びみたいになっているのはやっぱりねな感じでしたが、意外にも才能があったみたいでした。スイーツは私の中で鬱陶しい存在になりつつあります。ラスト、彼女に振られて落ち込んでいる彼を励ましてあげるブースとブレナンは大人だなぁと思い、ブースがスイーツをガキ扱いしているのがわかった気がしました。

2009年3月20日金曜日

BONES season3 epi5~epi7

BONES season3 epi5~epi8の感想。

以下、ネタバレ。


epi5 ハロウィーンの悪夢 "Mummy in the Maze"

日本語タイトルの通り、ハロウィーンネタ。みんなの仮装が楽しい。ブレナンはワンダーウーマン。毎年この仮装らしい。キャットウーマンに扮したカミールと互いにライバル心沸々。2人ともきまってます。ザックの変な牛の仮装には笑った。ホッジンス&アンジェラはまあ妥当な感じ。ブースはクラーク・ケント?最初は「何その冴えない格好!」と思ってしまいました。

事件の方はかなり残酷。少女を誘拐して拷問・殺害、ミイラ化した死体をハロウィーンのお化け屋敷の作り物の死体に混ぜて遺棄。犯人はかなりのサイコ・キラーだったけど、大して見せ場もないまま射殺されてお終いだったのが残念。おかげで事件の凄惨さのわりには大して印象に残らなかったです。

それよりも、ハロウィーンの仮装したまま連続殺人犯のアジトへ急行したブースとブレナンがおもしろすぎ。ブースはまだしも、ブレナンのあの格好は無防備すぎないか?でもしっかり大きな銃を持って来ていてやたらに撃ちたがるのが可笑しい。ブースになかなか撃たしてもらえず、撃ったら撃ったで弾が跳ね返ってブースにあたるし。意外にも蛇を怖がってブースにおんぶしてもらうブレナンもかわいくて、普通ならもっと緊迫したシーンになったかもしれないのに全然ハラハラせず。犯人に誘拐・監禁されていた女の子を無事救助できたのはよかったです。「娘は死んでる。母親だからわかるの~」と言ってたあのお母さんは、そんな決めつけないでもっと希望を持とうよという感じでした。結局、娘は助かったし、娘が知ったらどう思うかな…。


epi6 燃え尽きた優等生 "Intern in the Incinerator"

ジェファソニアン内部で殺人事件発生。 犯人もジェファソニアン内部にいる!?
ジェファソニアンって大きい組織なんですね。普段、忘れているけど骨以外にもいろいろあるんだな~というのがわかるepiでした。それからepi1の事件の犯人はゴルゴモンと判明。なんじゃそらって感じですが…。ゴルゴンゾーラと言い間違えてるブースが可笑しかったです。


epi7 タイムカプセルの少年 "The Boy in the Time Capsule"

久しぶりに高校の同級生が集まってタイムカプセルを開けたら中には得たいの知れない液体。気持ち悪い。そしてもちろん骨もでてきました。 season3はseason1に比べてゲェ~な死体が出る頻度が高いような気がします。

ブレナンたちジェファソニアンのメンバーは頭はよいけど変わり者。高校時代は、ブースのようないわゆる勝ち組にいじめられ、あまりよい思い出はないよう。まあみんな立派な大人に育ってよかったね。ブース&ブレナンも今では最高のパートナーだし。いつまでスイーツのセラピーを受けるんでしょう?あれも仕事のうち?費用はFBIもち?スイーツは今後、セラピーだけでなく事件捜査にも首を突っ込んできそうな感じです。彼って生理的に受け付けない感じのキャラです。心理学の講釈も面白くないし…。