2009年5月23日土曜日

Veronica Mars season1 finale

Veronica Mars season1をようやく見終わりました。ラストでリリー殺害事件の真相も明かされ、一応決着がついた感じです。以下、season1後半&finaleについての感想あれこれ。ネタバレありです。


<ローガン>
個人的にこのドラマはリン・エコールスの自殺騒動のあたりからおもしろくなってきました。この頃からローガンがキャラ的にぐんと成長して盛り上げてくれた気がします。最初はただの憎たらしい脇役だったのに、お父さんから虐待受けてひねくれちゃったこととか、お母さん想いで彼女の死をなかなか受け入れられなかったこととか、リリーの死に実はかなり打ちのめされたこととか、いろいろな感情を見せてくれて興味深いキャラになり、だんだんと男前に見えてきました。

そして驚きの展開は、ヴェロニカとローガンがくっついたこと。最初の頃はダンカンといずれよりが戻るのかと思っていたけど、まさかローガンとくっつくとは予想外でした。とはいえかなりのLove x2ぶりでなかなかかわいいカップルだったので、ダンカンよりローガンとの方がヴェロニカにはお似合いな感じです。

リリーと付き合ってた時には浮気した前科もあり、なんか軽薄そうに見えたローガンでしたが、ヴェロニカに対しては意外にも誠実(?) ヴェロニカのピンチを察知して駆けつけてくれたり、みんなの前で交際宣言&「俺の彼女に文句がある奴は出てけ」と言うところとか、なかなか男らしくて素敵でした。リリー殺害事件とか、お母さんの自殺とか不幸が続いて、あのお父さん(アーロン・エコールス)との確執もあり決して幸せとはいえないローガンだったけど、ヴェロニカと付き合いだしてようやく明るさ&素直さが戻って来たようでした。でも結局、長続きしなかったよね・・・。

<ヴェロニカ レイプ事件の真相 epi21>
リリー殺害事件の方にばかり目がいって、ヴェロニカのレイプ事件の方は忘れかけていたので、この事件に決着がつくとは思っていなかったです。パーティーで睡眠薬入りドリンクを飲んで意識を失っているうちにレイプされたらしいとのことだったけど、その睡眠薬はローガンのものだったとわかり、ローガンはデートをすっぽかされ避けられ、責められ、なんだか気の毒なことに。せっかくヴェロニカと付き合い始めて幸せそうだったのに…。

真相がわかってみると、実際にはレイプではなく、相手はダンカンで同意の上でした。でも後味は悪かったね。ヴェロニカにリリー殺害事件に関して疑惑の目を向けられて家出し、戻ってきたら今度はレイプしたと責められるダンカンはかわいそうに。一方的に責められたもんだから、自分たちが兄弟だから本気で愛していたのにヴェロニカと別れざるを得なかったんだと明かしてしまいました。

ヴェロニカはかなりの執念をもって捜査してて、容赦ないし、ローガン&ダンカンを責めるし、恐かったです。結局、ローガン&ダンカンは大して悪くなかったんだし、半分はヴェロニカの責任だと思うけど。ローガンとはすぐ仲直りできたけど、これでまたローガンがひねくれたらどうしてくれると心配になっちゃった。

<リリー殺害事件の真相 epi22>
season1で決着がつくのかあやしかったリリー殺害事件については、ラストで真相が明かされました。その前にまたまたローガンに疑惑が向けられ、ヴェロニカは保安官にタレこみ。ローガン、いい子だよ~。なんでそんなに疑うかな~。

ことの発端はepi21ラストで、エコールス家のベッドルームでヴェロニカが隠しカメラを発見したこと。その直前までそこでヴェロニカ&ローガンはいちゃついていたわけですが、カメラを発見したヴェロニカはウィービルに迎えに来てもらい、ローガンには黙って出て行ってしまう。その後、リリー殺害時のローガンのありばいが嘘だったとわかり(メキシコにいたことになっていたけど、実際は予定を変更して早く戻ってきていた)ますます疑惑がつのり、ヴェロニカは保安官にタレこみ。あの嫌味な保安官に、負けず劣らず平然と憎まれ口をたたくローガンが素敵でした。でも密告したのがヴェロニカとわかり、それまでの態度は一変。ローガンはヴェロニカにつめより、ことの真相を明かし、別れを告げて去って行った(涙)。

ローガンはリリー殺害事件の当日、リリーに会って彼女の浮気のことを問い詰めようと思っていたらしいけど、リリーとは終わったと実感し、別れの手紙を残しただけで彼女には会わなかったそう。その手紙を見つけるべくヴェロニカはケイン家へ侵入。代わりにリリーの部屋から見つかったのは隠しカメラのテープで、そこに映っていたのはリリーとアーロン。2人ができていたという衝撃事実が明らかになり、ヴェロニカは事件の真相にピンとくる。私はローガンは絶対、犯人のはずないと思ってたし、エコールス家で隠しカメラが見つかった時点で、あれを仕掛けたのはアーロンだと思ったので、リリー殺害事件については大して接点のなさそうだったアーロンが犯人候補として私の中で急浮上してました。なのでこの時点での衝撃度は少なかったかな。

リリーは隠しカメラに気づいてテープを持って帰って自分の部屋に隠し、それを取り戻しにきたアーロンがかっとなって殺し、リリーの死体を見つけて取り乱しているダンカンを見たケイン夫妻は、ダンカンが殺したと思いこんで息子を守るために犯人をでっちあげたというのが、ヴェロニカの推理したことの真相。わかってみるとそんなことかって感じです。

それよりも衝撃だったのは、この後のアーロンの行動。かなりのブチギレっぷりで怖かったんですけど…。テープを取り戻そうと、ヴェロニカの車の後部座先に潜んでるし。ヴェロニカはわざとハンドル切って事故を起こし、負傷したアーロンを残して近くの民家に助けを求めるけど、結構重症にみえたアーロンは追いかけてきて襲いかかるし、駆けつけたキースと乱闘になり殴り倒されても、その辺にまいた石油に火をつけてヴェロニカを焼き殺そうとするし…。逃げようとしてヴェロニカの愛犬にかまれ、車にはねられ散々になっても死ななかったところとか、もう立派な猟奇殺人犯って感じでした。最後は逮捕されたけどね。

ついでにダンカンパパも司法妨害の罪で逮捕。「よくも娘を殺したな~!」と叫ぶ様は悲痛な感じでした。犯人のでっちあげと、そのためのケインソフトウェアのこわもて警備主任(finaleでは残念ながら出番なし)の暗躍もあってあやしさ満点だったケイン家だけど、実際とてもかわいそうな一家だよね。もし誰もことの真相を明らかにしようとしなければ、ダンカンはリリーを殺したのは自分と思い込んで生きていくことになったわけだし。でも、もっとかわいそうなのはローガン。元カノ リリーは殺され、その殺人容疑をかけられ、でも真犯人は父親で、しかも父親と元カノができてたなんて。酔っ払って橋の上から飛び降りそうな感じだったけど、あの後どうなったんでしょう。ローガンを疑ってたウィービルがバイカー仲間と駆けつけたけど、ローガンを叩きのめすためか、彼が無実と知って引き止めに来たのか…。ローガンがリリーにあてた別れの手紙は見つからなかったけど、ひょっとしてウィービルの手に渡ってたのかな。

というわけでリリー殺害事件は解決。season2以降はどうなるんでしょうね。ヴェロニカのこまごました高校生探偵のお仕事だけでは話がもたないような気がするし、新たな大事件が起きるのかしら。

回想シーンや幻覚や夢に出てきたリリーは、ヴェロニカに「私のこと忘れないでね」と言って消えて行ったから、もう出てこないのかな。寂しいなぁ。安らかに…。

それと、ラストでヴェロニカを訪ねてきた人物が誰だったのかも気になります。「あなたに会いたいと思ってたの」とヴェロニカは言ったけど誰?最初、ローガンかと思ったけど、あんな別れ方をした後にこのヴェロニカの迎え方はないような気もするし。この2人にはなんとかよりを戻してほしいので、season2で2人の関係がどうなるか期待。ローガンがまたしばらくひねくれそうな気もするけど。それとも訪ねてきたのはダンカンで、晴れてヴェロニカがキースの実の娘でダンカンと血のつながりがないとわかって障害がなくなった今、ダンカン&ヴェロニカがよりを戻す可能性もあるのかしら。といろいろ考えてみたけれど、一番無難なのはウォレスかな。

最後に気になるのはマーズ家の今後。せっかくお母さん戻ってきたのにすぐ出ていき、キースはウォレスママとこのまま交際を続けるのか? 大学進学用の貯金をはたいてお母さんをリハビリ施設に入れ、彼女がアルコール依存症から立ち直って帰宅した暁には、再び家族が一緒になれると希望をもっていたヴェロニカでしたが、お母さんに裏切られ見限った感じ。キースはウォレスママといる方が幸せそうだし仕方ないか。でも後味悪い…。一応まだ離婚してないんだし、ちゃんとした形で決着つけてほしいなぁ。とりあえず仲直りして~。

season2はまだDVD出てないし、しばらくおあずけなのが残念です。英語onlyで見てみようかどうか考え中です。

2009年5月16日土曜日

BONES season1

久しぶりの更新です。4月は結局1回しか更新できなかったし。1月頃は結構よく更新していたのですが最近、失速気味です…。書きかけのものが下書きでたまってしまって困りもんです。

てなわけで(?)今日はBONES season1についてのちょっとした感想をば。BONESはseason1と3を同時に見ていて、season3を先に見終わって、その後season2を一気に見て、ゆっくり見ていたseason1を最近見終わりました。順番滅茶苦茶ですね…。おかげでブレナン一家にまつわるお話が??なところ多数でしたが基本、一話完結だしそんなに支障はなかったです。

以下、season1~season3までのネタバレがあるかもです。




このドラマは回を重ねるうちに主要キャラたちがどんどん魅力的になっていったなと思いました。最初は変わり者ばかりであまり好感のもてる人がおらず、いまいちかなと思ったのですが。最初は全然かわいいと思えず、俗っぽくてなんかやだなと思っていたアンジェラはだんだん見た目が美しくなっていったような気がします。そして、頭はいいけど変わり者で現実離れした感じの同僚のなかではかなりノーマルで頼りになるお姉さんなんだというのがわかってきて好感度up。彼女の影響でホッジンスは人間丸くなりましたね。最初は彼も嫌いだったんですよ。グッドマン所長への口のきき方とか、かなりひねくれてるなぁ~と思ってたのですが、season1の終り頃にはアンジェラの影響で変化が見え、season2は別人のようにかわいかった(笑) 愛の力はすごいみたいです。そして何気に微粒子がすごい! ひょっとして骨より面白いかもってぐらいいろんなことがわかるんですね。というわけで、最初は嫌いだったホッジンスがいつのまにやら一番のお気に入りキャラに。

ブレナンもアンジェラ&ブースの影響でだんだん変わって来たと思うけど、season1ではまだいまいちかな。とにかく扱いずらい人ですね。ブースもちょっと力みすぎというか、学歴コンプレックスかなんかでひがんでるのかって感じの言動があり、成長途中のキャラなイメージ。ブレナンとブースはいろんな意味でseason3が一番よかった。逆にザックはseason1が一番よかった。まだブレナンの弟子でうぶな感じがかわいかったのにseason3ではあんなことに…。

各エピソードの内容についてはうろ覚えなものも多いので、印象に残ったものについて簡単に感想を書いときます。

epi3 "クマの中に残された証拠" The Man in the Bear
ワシントン州へ出張するブレナン&ブース。ブレナン、なぜか田舎でモテモテ(笑)。ブースとブレナンはなんだかんだいいつつお互いを意識している感じですね。season3ですっかり慣れちゃったけど、ここで早くもカンニバルネタでした。

epi7 "32時間の命" The Man on Death Low
死刑執行まで32時間と迫っている死刑囚の無実を信じる弁護士の依頼で調査開始。時間との戦いでハラハラドキドキでしたが、土壇場で新たな犠牲者の骨が発見され無実どころか連続殺人犯だったとわかり後味の悪い終わり方に。結局ブースの勘が正しかったってことね。頭のいい犯人で面白い展開だったと思います

epi8 "冷蔵庫に捨てられた少女" The Girl in the Fridge
ブレナン博士、裁判で証言台に立つの巻。難しい言葉を並べたくり陪審員への印象悪すぎと陪審コンサルタントに注意されてるけど、そんなにひどくないと思うけどなぁ。ていうかそんなんで有罪・無罪を判断されちゃ困るというか、大丈夫か陪審員?な感じでした。このepiは事件捜査がなかったので物足りなかったです。

epi10 "自分を消し去った女" The Woman at the Airport"
またまた出張のブレナン博士。season1は出張が多いような気がします。ホッジンスはグッドマン所長に反抗しまくりで、何をそんなにかりかりしてるんだよと見ていてイライラ。

epi14 "7人目の死体" The Man on the Fairway"
飛行機墜落事故の現場に、乗客・乗員以外の人物の骨が。失踪した父親かもと名乗り出たジェシーは、同じく両親が失踪したブレナンに親近感を持つが、ちょっとおしつけがましいと言うかうるさい男。まあ彼に影響されて、ブレナンがブースに両親の捜査を依頼できたのはよかったです。信頼の証?

epi19 "消えた記憶" The Man in the Morgue
気づいたらバスルームに血まみれで倒れてて記憶がないブレナン。このepiが一番ヒヤヒヤしたというか怖かったかも。ブレナンのピンチにすぐに駆けつけてくれるブースは素敵でした。

epi22 "マルコとポーロの再開" Woman in Limbo
ジェファソニアンの身元不明女性の骨はブレナンの母親だったとわかり、両親の秘密がいろいろ明るみに。season2 & 3を見終わってから見たのでなるほどそうだったのねとすっきり。ブレナンがお兄さんのラスをあれこれ責めるのでラスが気の毒になったよ。でも最後は仲直り。season1は後味の良い終わり方でよかったです。

こんな感じでかなり適当ですがseaosn1の感想でした。season2についても近いうちに書けたらなと思います。